懐旧
春風一度吹 しゅんぷうひとたびふけば
百花離其枝 ひゃかそのえだをはなる
雖吾人似花 ごじんはなににたりといえども
有洋々前途 ようようたるぜんとあり
今離三丘舎 いまさんきゅうしゃをはなれ
舞無限大空 むげんのおおおぞらにまう
決其前途者 そのぜんとをけっするものは
在各人志耳 かくじんのこころざしにあり
昔々、昭和二十六年に卒業をした大阪府立三国丘高校の卒業記念文集の中に、十八歳の自分が作った漢詩を見つけました。つたないが、未知なる未来への希望を詠んでいます。その時から五十有余年少年の志は果して達せられたのでしょうか。精一杯の努力を尽くしたつもりなので、自分では悔いはありませんが、自分がこの世に生を受けた傷跡を残すことが出来たのか忸怩たるものがあります。
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